2020/05/10 18:13
▼ うどん作り、その前に小麦づくり

うどんは、小麦粉からできています。だから、まず小麦を育てるところから始まります。
一文字うどんの小麦は、店主自ら自家栽培している「しらさぎ小麦」と「ふくほのか小麦」があります。しらさぎ小麦は、一文字うどん店のセルフメディケーションうどんに使っているため、自家栽培だけでは足りず、地元の二人の若手農家に委託栽培してもらっています。
全部で、7ヘクタールくらいです。
▼ 小麦は、製粉しなければ使うことができません。

でも小麦は、煮ても焼いてもうどんにはなりません。製粉して、小麦粉にしなければなりません。これが大変です。一文字でも、1995年11月に、初めてしらさぎ小麦の種をまき、翌年6月に収穫できましたが、それを小麦粉にしてもらえるところを半年間かけてやっと見つけました。
結局、翌1997年9月に、現在の石臼製粉機1号機を導入し、やっと安心して小麦粉が作れるようになりました。その後2012年頃2号機を導入し、今では一文字うどん店等で、毎日2台の石臼製粉機が回っています。
▼ 石臼挽きでなければ、だせない味がある。
市場で出回っている小麦粉の99%くらいでしょうか、ほとんどが、ロール製粉機で製粉されたものです。それだけ石臼製粉機は、使い勝手が悪いと思われています。
でも、能率が悪い点以外は、やり方でほぼ解決できます。と、思います。また、やってきました。
百聞は一見にしまず。ぜひ一度お試しください。
「ふくほのか小麦粉」と「しらさぎ小麦粉」と、小麦の品種が違う2種類があります。